インドの野鳥の声はこちら。(*)が付いた鳥の声があります。
インド鳥見紀行
12月16日

 午前中に再度ネルー公園に行きました。ホンセイインコ(*)が地面に降りて採餌しているのが見られました。ハクセキレイがいた池にいってみたら、黄色いセキレイがいました。図鑑にはツメナガセキレイが8亜種記載されているので、いったいどれかなと思ってみましたが、日本と同じキセキレイでした。  ブーゲンビリアのような花が沢山咲いている場所で鳥の気配がしました。しばらく見ていると黒くとがった頭と目の下の赤い模様が見えました。ヒヨドリの仲間のコウラウン(*)です。何羽もいて、その花の実を食べていました。緑色で頭が茶色の小鳥もちらりと見えたのですが、識別できていません。頭が真っ黒でお尻が赤いシリアカヒヨドリも見られましたが、撮影できませんでした。

コウラウン(*)

 午後には4 km程離れたブッダジャヤンティ公園に行きました。150ルピーというタクシーを値切ると、出迎えつきで往復240ルピー(約600円)にしてくれました。ここはかなり広い原生林の中にあるのですが、鳥種はネルー公園とあまり変わらないようです。まずカワラバトの数百羽の大群に迎えられました。やはり色がそろっているのでとても綺麗です。カバイロハッカ、ツチイロヤブチメドリ(*)、ホンセイインコ(*)はここにも沢山います。


野生原種のカワラバト

 シラコバトも沢山いると思ってみていたら、少し色が違って、首筋に微妙なうろこ模様があるワライバト(*)でした。「コロコロコロ・・・」と笑うような声がこのハトの鳴き声のようです。イエガラスは少ししかいません。

ワライバト(*)

 バラ園のフェンスに草の種子がまいてあり、30羽ほどのホンセイインコが群れていました。この群れを見ているとイエスズメも数羽が飛来しました。ヨーロッパでは人懐っこいのに、ここではすごく用心深く、色も少し薄いようで最初はイエスズメとわかりませんでした。シラコバトとワライバト(*)も来ていました。ここではシラコバト(*)のやさしい声も聞くことができました。ツチイロヤブチメドリ(*)もやかましく鳴いていました。

ホンセイインコ(*)の群れ


イエスズメ

 公園の名前にもあるように、仏陀の像が小さな池の中の島にあります。池にはアヒルばかりだなと思ってみていたら、何か黒い鳥が泳いでいきました。そこへさらに一羽が飛んできたのはシロハラクイナでした。全部で4羽が泳いだり、岸に飛び上がって歩いたりしていました。指がすいぶん長いんですね。

シロハラクイナ

 公園をまわって最後にもう一度この池に来て見たら2羽の鳥が手前から対岸に飛びました。目の周りからくちばしにかけて赤いインドトサカゲリでした。暗くなり始めていたので良い写真は撮れませんでしたが、じっくり観察することができました。

インドトサカゲリ


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