「チリリリ…」という高い虫のような声はコシジロムシクイです。顔が赤くてかわいい鳥でした。チメドリ類も沢山鳴いています。トラツグミや、コジュケイと殆ど同じ鳴き声のテッケイが歩いており、尾羽が大きく拡がったヒメオウチュウも見られました。低地ではオウチュウ、少し標高が高いとヒメオウチュウとはっきり住み分けているそうです。頭がとんがったタイワンシジュウカラ(固有種)はあまり声を出しませんが、とてもかわいい鳥です。
朝食はお粥です。甘い豚肉のデンブをかけておいしく頂きました。蒸し中華パンもおいしく、調理された野菜もたっぷりと出されました。台北市野鳥学會のツアーで20名程の方々も昨日から来られており、一緒に食事をしたり観察もしました。
森林遊楽区とは森林公園であり、入園料が必要ですが、森林浴歩道や賞鳥歩道が設けられており、非常にきれいに管理されています。途中の売店にお弁当を届けてもらって昼食を食べることもできました。
(チャバラオオルリとリュウキュウツバメ)
ベニサンショウクイは雄が赤く、雌が黄色で、両方一緒にいると本当に綺麗です。腹が赤茶色のチャバラオオルリを何度も見かけましたが、その声は比較的単調なフレーズの繰り返しです。ウチダウソやカワビタキが見られ、ゴシキドリが「ホロホロ…」と鳴いていまた。電線にはリュウキュウツバメがとまっていました。少しバスで下ってから歩いた滝のところでは全身が青いルリチョウ(固有種)を見ることができました。
(図3. 奥萬大の大きな滝)
奥萬大を後にして険しい道を戻って、大学の演習林だという北東眼山の林道を少し歩きました。ここではコンヒタキが「ミ・ドレミ」と高い良くとおる声で鳴いていました。台湾固有種のカエルが「コロコロ…」とあちこちで鳴いており、ヒメフクロウの声も遠くに聞くことができました。
暗くなってようやく清境農場に着きましたが、ここは立派なリゾートホテルでした。夕食は農場の子牛のステーキにしましたが、スペアリブだとは思いませんでした。
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