今日は帰るだけなのでチェックアウトまでネルー公園に出かけました。学生を連れて行ったのでこれまでに見た鳥の説明に終始しました。カバイロハッカ、ホンセイインコ(*)、イエガラス(*)、ホオジロムクドリ、ツチイロヤブチメドリ(*)とおなじみになった鳥たちの説明をしていきました。お目当てのセキレイ類に出会うことはできませんでしたが、木の中に真っ黒な頭がぼさぼさでくちばしが赤いシロガシラクロヒヨドリを見つけました。これは台湾でも見た鳥ですが、亜種が違うのでしょう。頭はどこも白くないのに不思議な和名がついています。
シロガシラクロヒヨドリ
正午のチェックアウトの後は荷物をあづけて動物園に行きました。昨日はバードサンクチュアリにいけなかったので鳥好きの私に気を使って案内してくれたようです。大きな観光ポイントと同様に金属探知機と荷物の検査があり、テロに対する警戒の厳重さを感じます。私はといえばケージの中の鳥よりも周辺の野生の鳥ばかりを探していました。トビだらけといっても良いほど木にトビがすずなりになっていました。水牛の場所にいたインドクジャクは野生のようでした。
インドクジャク
インドトキコウは檻の外におり、図鑑の分布図ではデリーにも分布していますが、野生かどうかは不明です。ゴイサギの若鳥は野生のようでした。コガモとカルガモも見られました。カルガモは嘴の付け根が赤く翼鏡が緑色で、日本で見られる色と少し違うんですが、図鑑によるとこれが基本亜種で、日本で見られるカルガモはA. p. zonorbynchaという亜種だそうです。
インドトキコウ
カルガモ基本亜種
沢山見たインコはホンセイインコかオオホンセイインコか迷っていたんですが、この動物園でホンセイインコであることが確認できました。この後、イエガラスとカバイロハッカに見送られて空港に向かい、充実した旅行は終わりました。
(参照図鑑)Krys Kazmierczak; “A Field Guide to the Birds of the Indian Subcontinent,” Yale University Press (2000)
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