水前寺公園@熊本市のササゴイ


【場 所】 水前寺公園(熊本市)
【環 境】 都市公園
【参加者】 熊本県支部探鳥会、三田長久(報告)
【月 日】 平成9年6月29日
【時 間】 10時00分〜12時00分
【天 候】 晴れ

 (漁をするササゴイ)

 水前寺公園では撒き餌漁をするササゴイがいることで有名です。水面に落ち葉のような小さなものを浮かべて、それにつられてくる魚を捕らえるササゴイが15年程前に見つけられたそうです。今年も水位が低くて小魚がよく見えるので、撒き餌の必要も無いようで、ざんねんながら見られませんでした。しかし、撒き餌をせずにみごとなオイカワを捕らえて、やっとこさと飲み込むところを見せてくれました。

 (池のニシキゴイ)

 大きくきれいなニシキゴイもたくさん泳いでいますが、もちろん餌にするには大きすぎます。

 (ササゴイの営巣場所)

 正面入り口を入ってすぐ右手のエノキの大木にはササゴイが30番ほど営巣しており、巣立ちビナもたくさんいて大変にぎやかです。こんなにたくさんのササゴイがおり、池には小魚がたくさんいるのに、池で採餌できる成鳥は3羽程だそうです。縄張りがしっかり守られているそうで、あぶれた成鳥は離れた場所まで採餌に出かけるそうです。幼鳥が採餌しても追い払うことはないということです。

 このエノキのてっぺんにはアカガシラサギが巣を作っていました。1992年以来、毎年飛来しており、1995,1996年と繁殖が確認されているそうです。1995年には♀は完全な夏羽だったが、♂は半分しか夏羽ではなく若鳥だと思われたそうです。この繁殖の記録はStrix Vol.14に光永さんが投稿されており、今日はご本人から話を聞くことができました。♂は巣材運びはするが、巣作りはしないそうで、今年来ているアカガシラサギは巣作りをしているので♀だと考えられるそうです。巣の中で♂を呼んでいるようですが、まだ♂は到着しておらず、死んでしまったのかもしれません。

 (ダイサギ)

 ダイサギも目元の婚姻色のエメラルドグリーンがとってもきれいでした。カワセミも見られました。

copyright (c) 1997


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