水前寺公園@熊本市のササゴイ


【場 所】 水前寺公園(熊本市)
【環 境】 都市公園
【参加者】 熊本県支部探鳥会、三田長久(報告)
【月 日】 平成10年6月28日
【時 間】 7時00分〜12時00分(探鳥会は10時から)
【天 候】 曇り時々晴れ

 (魚を探すササゴイ、撒き餌漁は石の上でやります。)

 水前寺公園では撒き餌漁をするササゴイがいることで有名です。水面に落ち葉のような小さなものを浮かべて、それにつられてくる魚を捕らえるササゴイを坂梨輝男さんが83年10月にこの場所で観察して報告されたのが最初だそうです。
 私もぜひササゴイの撒き餌漁をみてやろうと、この日は早朝からでかけました。
 7時に水前寺公園に着き、すぐに古今伝授の間の横(出水神社側)で見ていると、すぐに1羽のササゴイが撒き餌漁を始めました。
 最初は枯れ草状のものを水面に置き、それが流されて射程距離外に出そうになると近くへ置き直すという動作を数回繰り返した後、近くを歩いていた虫を捕らえて、それを餌にしてまた同様の動作を数回繰り返しました。このときは魚はとれませんでした。それにしても食べられる虫を捕らえておきながら、それを食べずに釣り餌にするとはすごいことだなと関心させられました。
 ずっと観察を続けていると、8時22分に別の場所でまた撒き餌漁を始めました。7時に撒き餌漁をした個体と同一かどうかは不明です。今回は枯れ草状の疑似餌で、少し風があったので、疑似餌が水面を流されてしまい、射程距離外に出そうになると首を伸ばしてくわえて近くに置き直すという動作を10秒程度毎に繰り返していました。
 こんなにせかせかしていたんでは魚も驚いて来ないんじゃないかな、と思ってみていたら、13回目に少し風が弱くなり、静止状態が続いてるなと思った瞬間に疑似餌のところに来た魚を捕らえました。
 みごとなものです。ビデオで見るのと違って、感動の一瞬でした。
 その後、10時からは探鳥会で大勢で見ていましたが、すぐ近くにいた幼鳥が枯葉をくわえては水面に落とすという動作を繰り返していましたので、撒き餌漁の学習中かなとみんなで話し合っておりました。

 (ダイサギとコサギ)

 今日はダイサギとコサギも餌をとりに来ていました。

 昨年の記録(9年6月29日)もご覧下さい。

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